Eventideストンプボックスの最高峰、H9シリーズ最新アルゴリズム、Sculpt公開!さらに最新ファームウェアではMIDI機能が強化されました!

Eventide H9シリーズに、新しいアルゴリズムが公開されました!

新アルゴリズム、Sculptはなんと歪みとフィルター、さらにコンプレッサーを加え、詳細に個性的な音を作ります。歪み+フィルターといえばケヴィン・シールズのVORGペダルなども有名ですね。

こちらが新しいアルゴリズムのアイコンです。

新しいアルゴリズムを入れるには、まずお使いのH9 Controlアプリをアップデートします。iOS機器の方はiTubes Storeから、他にWindowsMac OSX 10.10以降Max OSX 10.9以前のバージョンがあります。

その後、H9 ControlとH9本体を接続し、H9本体のファームウェアをアップデートしてください。

Sculptは、エンベロープフォロワコントロールフィルタを使用したマルチバンドディストーションです。ハイバンドとローバンドのディストーションチャンネルを自在にブレンドし、自分だけのサウンドを簡単に作ることができます。

プレイスタイルに追従し、エクスプレッションペダルでも簡単にコントロールできるフィルターを組み合わせ、モノラルアウトでもステレオストでも効果的に使うことができます。特にステレオモードではユニークなスペクトラルパンニングエフェクトとして、ハイバンドとローバンドを個別のチャンネルから出力することもできます。

こんなコントロール画面も表示可能(画像はWindows用)

Mix = MIX :ウェットシグナルとドライシグナルのミックスを調整します。0でクリーン、100で全てウェットシグナルとなります。
Band Mix = BANDMX :ハイバンドとローバンドのミックスを調整します。
Crossover Frequency = XOVER :ローバンドとハイバンドを分ける周波数を設定します。
Low Drive = LDRIVE :ローバンド(低域)側の歪を調整します。
High Drive = HDRIVE :ハイバンド(高域)側の歪を調整します。
Compressor = COMP :コンプレッサーの位置と強さを設定します。ノブの左側はプリ(歪みの前)、右側はポスト(歪みの後)にコンプレッサーがかかります。プリ側では歪みのハーモニクスを、ポスト側ではコンプレッサーのスパークルなトーンを加える事が出来ます。このアルゴリズムのコンプレッサーは専用に設計され、1つのノブでRatio、Attack、Release、Gainといった多くのパラメータを、全体の音量を保ったまま設定することが出来ます。
Low Boost = LOWBST :ローエンドのブーストの位置と強さを設定します。ノブの左側はプリ(歪みの前)、右側はポスト(歪みの後)にブーストがかかります。プリブーストはローエンドの歪みを強くし、ポストブーストはローエンドをスムースにします。
Filter-Pre = FLTPRE :歪みの前のフィルターピークを設定します。反時計回りでフィルター周波数をカットし、時計回りでフィルター周波数をブーストします。歪みの前に置いたワウのような効果です。エクスプレッションペダルでスムースなコントロールが可能です。
Filter-Post = FLTPST :歪みの後のフィルターピークを設定します。反時計回りでフィルター周波数をカットし、時計回りでフィルター周波数をブーストします。歪みの後に置いたワウのような効果です。エクスプレッションペダルでスムースなコントロールが可能です。
Envelope Follower =ENVFLT :エンヴェロープフォロワは FLTPRE と FLTPSTの両方をモジュレートします。インプットセンシティビティを設定することで、インプットレベルに対してフィルターがどの程度動くかを調整できます。 FLTPRE と FLTPSTの値はエンベロープの動作に対する深さを調整します。プリとポストのスウィープを逆向きに設定すると、独特のダイナミックな効果を生み出します。例えばプリブーストとポストカットのように設定します。

 

そして、最新ファームウェア、V5.4!

新しくなったH9のファームウェアでは、新しいアルゴリズムに対応したのはもちろん、さらにMIDI機能を強化しました!

例えば、こんな接続を考えてみましょう。この接続では、One Control Gecko MkIIからH9にMIDIでPCシグナルを送信し、プリセットを変更します。

そして、H9からさらにM5にMIDIを送信できる形となります。H9は受信するPCシグナルに対し、好きなプログラムを割り当てられますが、M5は受信するPCシグナルと選ばれるプリセットが決まっています。もし、H9の中でMIDIシグナルを変更することができたら…。

実は、これまでできなかったこの機能、今後はできるようになります。設定方法は以下のとおり!

まずはあるプリセットが選択された時に送信したいプログラムチェンジシグナルの設定を行います。これはシステムモードのMIDI>XMT.MAPから設定します。

MIDIプログラムチェンジトランスミットマップの制作には、HOTKNOBボタンを押してXMT.MAPを選択します。
ディスプレイの左側のフィールドにはプリセットナンバー(P1~P99)が、右側のフィールドにはOFF、またはプログラムナンバー
(0~127)が表示されます。

デフォルトマップはプログラムチェンジナンバー1~99がプリセットナンバーP01~P99に割り当てられています。

左側のフットスイッチを押し、プリセットフィールドに移動します。Encoderノブを回してプリセットを選択します。
右側のフットスイッチを押し、プログラムナンバーフィールドへ移動します。Encoderノブを回してプログラムナンバーを選択します。

※MIDIプログラムチェンジナンバーを送信するには、MIDIプログラムチェンジトランスミットがONになっている必要があります。
デフォルトセッティングはOFFです。MIDIメニューの中で設定できます。



PRESETSボタンを押せばMIDIメニューに、さらにPRESETSボタンを押せばトップレベルメニューに戻ります。

この設定はこれまでもありましたが、本体のフットスイッチ、またはAUXスイッチでプログラムを選択する必要がありました。新しいファームウェアでは、MIDIからの受信でも好きなプログラムチェンジシグナルを送信できるようになります。

新たに設定出来るようになった項目を使います。

XMT.PC:MIDIプログラムチェンジメッセージ受信時のMIDI プログラムチェンジメッセージの送信設定。システムモードのMIDIの下に新たに増えた項目です。この項目では、HOTKNOBボタンを押し、XMT.PCを選択します。Encoderノブを回してMIDI プログラムチェンジメッセージを受信した際に別のMIDIプログラムチェンジメッセージを送信するかどうかを設定します。ONに設定すると、MIDIプログラムチェンジメッセージを受信してプログラムを読み込んだ時、XMT.MAPで設定したMIDIプログラムチェンジメッセージが送信されます。

 

さらに、PCコントロールを受信して出来ることも増えました。新たにできるようになった機能は以下のとおりです。

TUN:チューナーの起動
NXT:次のプリセットナンバーのプリセットをロード
LST:前のプリセットナンバーのプリセットをロード

この設定はRCV.MAPから。プリセットを読みこんだりバイパスすることはこれまでもできましたが、今後はチューナーを呼び出したり、プログラムナンバーにかかわらず「次」または「前」のプログラムを選ぶことができるようになりました。小さなMIDIコントローラーでも存分に機能を使えるようになっています。

最強、最高峰との呼び声高いH9シリーズ。しかしまだまだ進化を止めようとしません。さらなる高みを目指して、1つずつH9は新しくなっていきます!